2009年1月20日火曜日

ランプシェード完成!

カラーリングと艶感がとても心配でしたが、満足した出来上がりです。

色の感じは画像で正確に表現できませんが、気に入っています。
三色のトリエンナーレはリペイントが多く、特にグレーの色が全然違った物が大半です。

フロアランプだけではなくこのシェードで、購入し易い価格のペンダントランプやテーブルランプ、ウォールランプを構想中です。

ヘラ絞りの金型


20kg以上の重量の金型です。
金属はなんて美しいのでしょうか。
自然が作り出した自然や花も大好きですが、何かを造る為の裏方で無機質ですが美しいフォルム。
何故か金属に惹かれます(金属フェチでしょうか)。

トップポールのロウ付け


正確なロウ付けが出来る様にこんな治具で固定します。
数ミリのズレは許されませんので、
ロウ付けをお願いする方も以前お世話になったとても信頼の置ける方です。

2009年1月15日木曜日

シェードコントロールノブ

CADで0.05mmピッチで降下しながら削りだす様にプログラムされ
たった0.9mmの溝を18段で削っています。

逆にこのままでも良いかなと思うくらいですが、
次はバフ掛けで段を落とします。

これは、個人的にお願いしている初期型のノブ

シェードコントロール(初期型)

治具で押さえる為に残して置いた部分も削られ、後は仕上げの削りのみになりました。

2009年1月13日火曜日

シェードコントロール(初期型)

一番工程数が多く難しいパーツです。
間違えなく、当時とほぼ同じ工程だと思えます。

K製作所では、治具は勿論ですが旋盤の歯まで作る事が可能です。

もう少しで、試作サンプルが出来る事を考えると嬉しくて仕方ありません。

2009年1月10日土曜日

ランプシェード / ヘラ絞り

これが、スピニングマシーン。
ベークライト製のヘラで絞っていきます 美しいシェードか完成ですが、上部の角のRが多少強い為再加工のお願いをしました。
完璧です。(3.5R)
細かい修正ですが、快く受けて頂きました。
有難うございます。
次に塗装仕上げの工程です。
内側はアイボリーで、外側はブラック、グレー、アイボリーの3色(半艶塗装)

2009年1月9日金曜日

お問い合わせ有難うございます。

海外からの質問ありがとうございます。
サンプル完成まで少しお待ちください。

Thank you for the question from foreign countries.
Please wait even for the sample completion a little.

2009年1月8日木曜日

スタンドベース / NCフライス盤

美しいラインの造型を造る為にはこのマシーンが重要になります。
CADの図面より工程を試行錯誤しながら特殊機械を操るK社長。

地味な作業に見えるかもしえれませんが、熟練さが際立つ工程です。

シェードコントロールノブ

ノブを造るまでの工程。
削った材料の廃材はすごい量になります。

こんなに小さなパーツになりましたが、
まだまだ削って一つのパーツを作ります。
これがワイヤーカッターに取り付けた画像です。ワイヤーカッターは、o.2mmのワイヤーで切断の幅はなんと0.3mm。
縦軸の高速回転になる為、水の中で放電しながらCAMのインプットによりナノ単位で正確に切断する事ができます。

2009年1月7日水曜日

シェードコントロール

旋盤で削る為の治具を作り、また旋盤に固定する為にあえて挟む部分を残して
工程を進んでいます。
このパーツは初めの打ち合わせからのキーポイントでした。
ここまで何工程になっているのかは、製作所のK社長さんのみが分かる次第です。
ArteluceとSarfattiが50年前にこんな企画をしていた事に本当に脱帽です。
まずはリプロダクトですが、本気で造りたいと思います。

実は一般の方がこのパーツを見た場合、本当につまらない簡単なパーツに見えると思います。
簡単にキャストで成型しタップとダイスでそれ風の形にするのはとても簡単ですが。、、、

金属の縮み、歪みや耐久性を考えればキャスト製法は論外です。
製作所の皆様も、勿論同感でこの一つの物造りに真剣に取り組んで頂いています。

本日は、私の自宅にて私が造りたいイメージと次の構想も踏まえながら、打ち合わせ。